今回は、新しい働き方として『メレンゲの気持ち』でも注目された「ギグワーク」と「ギグワーカー」に関する内容です。
働き方改革で働き方が多様化している中、急増しているのが「ギグワーカー」と呼ばれるニュータイプの労働者です。
「ギグワーカー」や「ギグワーク」という言葉が日本で流行し始めたのは最近のことで、ギグは「単発」ワーカーは「労働者」という意味になります。
つまり、『単発の仕事を担う労働者』のことを指します。
日本ではまだ馴染み深いとは言えない言葉ですが、欧米ではすでに「ギグワーカー」は社会に浸透しており、「ギグワーク」で生計を立てるのは珍しくないようです。
海外では「ギグワーカー」が年収1000万円以上稼いでいるというニュースもありました。
そこでこの記事では、「ギグワーク」の詳細について共有させて頂きます。
【ギグワーカー】フリーランスとの違いは?
「ギグワーカー」とは、インターネットなどを活用して単発の仕事を受注し、収入を得ている労働者です。
「ギグワーカー」の”ギグ”は、元々ジャズミュージシャンが行う単発ライブのことを指しています。
それが語源となり、「ギグワーカー」は”単発で行う仕事”という意味合いで浸透しました。
従来の日本では1つの企業に忠誠を誓い働くことで、雇用を続けてもらい給料を貰うというのが一般的です。
しかし、「ギグワーカー」は単発で色々な企業や個人と様々な仕事をするため、従来のような主従関係を持つことはありません。
ここまで聞くと「フリーランスと同じ?」という疑問が生まれますが、厳密には少し異なる点があります。
【フリーランス】
- 案件単位で仕事を請け負い、全うする。
例:フリーランスのプログラマーは、「依頼された1つのプログラムを完成させる」という契約を交わして仕事をする。
【ギグワーカー】
- 案件単位ではなく、空いている隙間時間で可能な仕事を探す。
- 案件全てを完遂する必要はなく、部分的作業も可能。
例:本業の合間に時間が空いたので、その時間だけ自家用車でタクシーの運転手をする。
フリーランスよりは自由度が高く、働き方の組み合わせは無限大です。
定時に会社にいるような従来の働き方ではなく、労働者側の都合の良い時間だけを切り売りする「ギグワーク」は、インターネットの普及により需要と供給をマッチングさせるのが可能になりました。
【ギグワーク】メリットとデメリットは?
魅力的なメリットが多く人気上昇中の「ギグワーク」ですが、もちろんデメリットも存在します。
メリット
- 自分のスキルや時間に合わせて柔軟な働き方が選択できる
- 好きなことや得意なことを仕事にできる
- 短時間のスキマ時間を有効活用できる
- 本業の給料の他に副収入が手に入る
- 自由な雇用形態で育児や介護などと両立できる
デメリット
- 単発なので賃金が低い
- 昇給やボーナスが望めない
- 社会保障や福利厚生がない
- 継続的に仕事を受注しなければ収入が安定しない
- 会社に雇用されていないために問題の責任は全て自分
上記のデメリットを見ても、現状「ギグワーク」のみで生きていくのはまだ難しいと思います。
本業を持たずに「ギグワーク」だけでいくのは、余程特殊なスキルやポテンシャルがある人でないとほぼ不可能です。
しかし、「ギグワーカー」の“自由に好きな時間を使って稼ぐ”というメリットを使わない手はありません。
そこで、心身ともに酷使しないようなホワイト企業で安定した給料を確保しつつ、スキマ時間を使って「ギグワーク」で稼ぐのが最善策だと思います。
【ギグエコノミー】求人や募集内容とは?
インターネットを中心に、”単発的な仕事を依頼したい発注側”と”空いた時間だけ仕事をしたい労働者”を繋げる「ギグエコノミー」の一例をご紹介します。
- 『Uber(ウーバー)』 インターネットによる配車サービス。
- 『Uber Eats(ウーバーイーツ)』食事のデリバリーサービス。
- 『Shearshare(シェア・シェアー)』美容室の空いてる席とサロンに所属していない美容師を繋げてるサービス。
- 『ランサーズ』『ココナラ』『クラウドワークス』インターネットによる仕事の受注サービス。
- 『Timee(タイミー)』アルバイトのマッチングサービス。
また、仕事内容の一例は以下の通りになります。
- 配達
- 記事のライティング
- デザイン関連
- イラスト作成
- 商品のネーミング
- 広告作成
- 翻訳
- 文字起こし
- ウェブサイトの運営
- 資料作成
- プログラミング
- 家事代行業
- ドライバー
- 写真撮影
- 演奏者
- 引っ越し作業
- ポスティング
- 商品PR活動
これでもまだ1割程度なので、必ず自分ができる仕事があると思います。
いきなり本業を辞めて「ギグワーカー」になるのはハードルが高いですが、まずはスキマ時間で得意な「ギグワーク」を試してみるといいかもしれません。
まとめ
今回は、「ギグワーカー」について共有させて頂きました。
日本でも「クラウドワークス」や「Lancers」が有名になり、クラウドソーシングサイトからの仕事の受発注が増えており、私も両方の立場で利用していますが、現在はかなり発注者側に有利な状況だと思います。
発注すると非常に多くの応募があり、選考だけでも時間がとられ大変なのですが、応募数が多い為に相場よりかなり安く発注することができます。
「ギグワーカー」として独立するには、自分のブランド力を磨き、市場価値を高めていく必要があります。
最後に頼れるのは、やはり自分自身のスキルだと思います。
少しでも興味が湧いた方は、様々な「ギグワーク」を体験して、自身の魅力を高めてみてください。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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