【モペットとは】電動自転車と原付バイクとの違いは?必要な免許や公道は走行可能?

今回は、乗り物の新しい形として流行している「ペダル付き原動機付自転車」のモペットに関するニュースです。

オシャレな見た目や、新鮮な走行感で人気を博しているモペットですが、道路交通法違反やひき逃げ事件なども発生し始めています。

外見は電動アシスト付き自転車に似ていますが、日本ではバイク扱いとなります。

しかし、ベトナムなどでは自転車のように免許なしで乗れることから、母国と同じ感覚で運転する違反者も増加しています。

事故防止のため、警察が対策に乗り出したことでも話題となりました。

そこでこの記事では、モペットの全容について共有させて頂きます。

目次

モペットとはなに?機能や走行方法は?

モペットとは、「電動自転車」と「バイク」が組み合わさったような乗り物になります。

見た目も分かりやすく、「エンジン付きの自転車」「ペダルが付いているバイク」といった感じです。

モペットの語源は、モーター(MOTOR)とペダル(PEDAL)を組み合わせた「Moped」が由来。

スペルを見ると「モペッド」のようですが、日本語としての発音はモペットとなります。

そしてモペットで走行する際には、3つの走行形態があります。

まず1つ目は、通常のオートバイとしての走行。手元のエンジンレバーを操作して速いスピードと自身の労力を使わない走行が可能です。

2つ目は、ペダルを漕いで通常の自転車としての走行。エンジンに付いているスイッチを切り替えて、無公害の自転車として使用することができます。燃料切れの時や静かにゆっくり走行したい時に便利です。一般的なモペットでの自転車走行は、ギア比や車重などからあくまでも「非常手段」の1つですが、自転車に近いモペットシリーズも販売されているようです。

最後に3つ目は、エンジンとペダルを組み合わせたハイブリッド走行。エンジン走行中にペダルを使用する形になります。人力を電力がアシストする電動自転車とは真逆で、小型エンジンを人力でアシストします。エンジンモードの時は、ペダルを漕いでエンジンを始動させます。寒くなるとエンジンが冷えてかかりづらくなるので、ペダルを踏みこむこともあります。

このエンジンモードと自転車走行モードはスイッチで切り替わりますが、走行中に変更することは出来ず、一度降りてエンジン横のスイッチを回します。

また、基本的には携行缶と混合容器を使った自宅での給油になります。

外で給油する時にオイルを入れるため、100ml程度の容器を持ち歩く方も多いようです。

燃費に関しては、自転車モードが付いている分、節約が出来るという意見が多数投稿されていました。

このモペットの仕様書によると、燃費は43km/l(通常走行時)となっています。でも、感覚的にはもっと走るような気がします。実際、満タン(2リットル)にして通勤などで乗っていると、一回の給油でだいたい150kmくらいは走れる気がします。下り坂ではエンジンを切ったりしてますが、とっても燃費はいいように思います。

引用|http://www7.plala.or.jp/dokosora/fk310/fk01.html

電動自転車と原付バイクとの違いは?

上記で説明したようにモペットは、「ペダルが使える原動機付自転車」ということになります。

そもそも原付(原動機付自転車)は自転車という名がつく通り、自転車にモーターを積んだ移動手段で、いつしかペダルで漕ぐという機能を省いた形が現在の原付になります。

つまりモペットは、原付の初期状態を現代風に進化させたものなので、日本での位置付けは「原付」に非常に近くなっています。

  動力 ペダル 動力のみでの走行 免許の有無
電動アシスト自転車 有り 有り 不可能 不要
原付き 有り 無し 可能 必要
モペット 有り 有り 可能 必要

モペットは動力のみでの走行が可能なので、「電動アシスト自転車と同じ」という認識だと非常に危険な乗り物になります。

【注意点】必要な免許や公道は走行可能?

モペットは現在、公道の走行が認められています。

しかしモペットは「動力のみでの走行が可能」なので、公道を走行する際は原付免許が必要になります。

さらに、免許が必要ということはナンバーの登録が必要で、公道を走行するということは自賠責保険への加入も必要となります。

つまり、モペットを購入した場合は、この3点を満たしている必要があります。

①原付免許以上の免許を所持携帯している

②原付としてナンバーの登録をしている

③自賠責保険に加入している

そして購入時の注意点ですが、モペッドには「公道を走行可能な保安部品が備わっている」場合と、「公道を走行できない」場合の2種類が販売されています。

電動バイクなどでも、保安部品の備わってない商品が売られていますが、モペットも同様です。

公道を走行する目的で購入する場合は、「保安部品が備わっているか」を確認してください。

保安部品の例は、以下の通りになります。

ブレーキ
計器類(スピードメーター)
警音器(ホーン)
後写鏡(リアビューミラー)
前照灯(ヘッドランプ)
方向指示器(ターンシグナルランプ)
ナンバープレート取付板
ブレーキ燈(ブレーキランプ)
番号灯(ナンバープレート照明灯)
尾灯(テールランプ)
後部反射器(リフレクター)

引用|https://sunfish-nest.net/archives/2005

加えて走行時には、ヘルメットの着用が義務付けられています。

ペダルで漕いでいるだけの自転車モードであっても、車両自体は原付になるので、ヘルメットの着用や指示機の使用、車道の走行などの原付に準じた交通法規の遵守が必要です。

無免許運転や道交法違反,ひき逃げ事件

現在では、モペットが徐々に浸透してきたこともあり、事件も増加傾向となっています。

法令で原付きバイクに分類される「ペダル付き原動機付き自転車」を無免許で運転したとして、警視庁は24日、ベトナム国籍の専門学校生の女(23)=東京都福生市=を道路交通法違反(無免許運転)の疑いで書類送検し、発表した。「モペット」と呼ばれている乗り物で、女は「ベトナムでは無免許で乗っていた。日本で免許が必要だとは知らなかった」と述べているという。

福生署によると、送検容疑は昨年11月15日午後3時40分ごろ、福生市熊川の市道でモペットを無免許で運転したというもの。当時、時速20キロほどで走行していた。署は昨年、女に数回警告するなどしていたが、女は「警察官に注意されたが、学校やアルバイトに行くのに便利なので乗っていた」と話しているという。モペットは友人を介して通信販売で購入したといい、無免許では公道を走ることはできないといった注意点が書かれたステッカーが貼られていた。

引用|朝日新聞

一方、在名古屋ベトナム社会主義共和国名誉領事館によると、ベトナムでは16歳以上で車体にナンバーを付けるなど、いくつかの基準を満たせば運転免許なしで運転できるという。

そんなモペットに親しんだ若いベトナム人留学生を中心に、日本で無免許運転してしまうケースが相次いでいる。愛知県警によると、同県犬山市では2年ほど前から、公道でモペットに乗るベトナム人の姿が目撃されるように。ペダルをこがずに進む様子に、「危ない」と住民からの通報が相次いでいたという。

モペットの事故も複数起きており、名古屋市内では中国人やスリランカ人による違反走行も報告されている。岐阜県でも9月、ベトナム人の男が道交法違反(無免許運転)容疑で書類送検された。

愛知県警は違反運転が広がる前に取り締まりを強化したい考えで、捜査関係者によると、指導後も無免許でモペットに乗り続けたベトナム人の男を近く、同容疑で書類送検する方針だという。

引用|朝日新聞

さらに、2019年12月にはひき逃げ事件も発生し、更なる取り締まり強化に注目が集まっています。

ペダル付き原動機付き自転車(通称・モペット)で歩行者をひき逃げしたとして、大阪府警は2日、大阪市鶴見区の調理師、国政翔大容疑者(26)を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕し、発表した。

交通捜査課によると、国政容疑者は11月10日正午ごろ、大阪市中央区日本橋1丁目の府道(堺筋)でモペットを運転中に、歩いて横断していた50代の男性会社員をはねて右足首の骨折の重傷を負わせながら、そのまま逃げた疑いがある。

国政容疑者は原付きバイクの免許は持っていたが、ヘルメットはかぶっておらず、モペットにはナンバープレートやブレーキランプも付いていなかった。「警察にいろいろ調べられるのが怖くて逃げた」と容疑を認めているという。

引用|朝日新聞

まとめ

今回は、モペットについて共有させて頂きました。

オシャレで便利な乗り物ということで、これから更なる普及が予想されますが、事件の増加も心配されます。

今後の法整備や取り締まり強化に注目したいと思います。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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